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2021/05/28 17:02
少しムシムシと雨も多くなってきたのでそろそろ梅雨入り間近でしょうか
いけばな界隈ではアヤメ科の花の季節がやってきました。
イチハツから始まり、菖蒲にカキツバタ。。。先生方の腕が鳴る季節ですね。
小原流ではカキツバタは早春から晩秋までの季節の表現がありますが、今回は夏の表現を教わりました。
夏のカキツバタは最も旺盛な姿をみせますので、伸び伸びと咲き誇る姿を表現します。
写真では“ただまっすぐに挿しただけ”に見えてしまいますが、葉の向き、長さ、組み方(実は葉をバラバラにして組みかえています)を細かな決まりに沿って的確に生けていかなければなりません。
決まっているのに間違えて、やり直しました。。。写真は修正後。
ちょっとしたことですがきちんと生ければ、なぜかしっくり、そして美しいものに仕上がります。良―く考えられた”美”に感嘆してしまい、しばらくうっとり眺めてしまいました。
ちなみにカキツバタの花は、”一日花”なので、咲いた次の日にはもう萎れてしまいます。
この儚さがまた美しいのでしょうね。